飲料・食品、およびアスレチック&アウトドアB2Bネットワーキングイベント開催レポート
プロスパー・ポートランドは、2022年2月23日と5月18日に、それぞれB2Bネットワーキングイベントをオンラインで開催しました。これはポートランドを中心にアメリカとカナダ、そして日本のさまざまなビジネスのネットワークをつなげるイベントです。各回ごとに異なる産業分野を取り上げており、2月は食品および飲料、5月はアスレチック&アウトドアをテーマに開催されました。
このイベントは、日本のパートナー都市(神戸・札幌・世田谷)やオレゴン州の姉妹州である富山県、またアメリカでのパートナー(JETRO・兵庫県ワシントン州事務所)やオレゴン州政府の協力を得て開催されています。
イベントのプログラムは、各回ごとに若干異なりますが、基本的には約2時間のイベントの間に、3回ほどのグループセッションが行われます。各セッションでは、それぞれのものづくり企業はバイヤーとビジネスに向けて、「ピッチ」と呼ばれる短いセールストーク(2分)を行います。グループ内の全企業がピッチと質疑応答、意見交換を行った後は、違うバイヤーやビジネスとの新しいグループに振り分けられ、そこで再びピッチを行う、という流れになります。部屋の振り分けはアルゴリズムを使用し、参加企業数や業種などを考慮の上で可能な限り毎回異なるメンバーと組み合わされるように計算されており、短い時間で多くのビジネスに効率良く出会うことができます。
イベントは英語で開催されますが、各イベントの一週間ほど前に、オレゴン日米協会が無料でピッチのコーチングを行う「ピッチ強化セイナー」を開催。短い時間で効果的に自社製品をアピールできるように、英語でプレゼンテーションを行う練習機会を提供しています。
また、単なるバイヤーとセラーの間のネットワークだけではなく、ものづくり企業同士がお互いの活動を学び、刺激を受け、コラボレーションの機会を模索するという、業界全体のネットワークの場にもなっています。
今回で3回目のとなる「食品および飲料」テーマの回(2月)には、日米各地から130以上のものづくり企業と50近いバイヤー(パートナー)が参加。砂糖不使用のサラダドレッシングからお茶、キャンディー、コーヒー、香辛料、納豆、ナッツを材料にしたバター、ヴィーガン向けのパンケーキミックス、咀嚼困難な人向けの製品や食品包装資材まで、さまざまな企業が、自社製品やサービスをアピールしました。
5月の「アスレチック&アウトドア」は、初めて取り上げるテーマでしたが、日本からの20社以上を含めて70社近いものづくり企業が参加。バイヤーも約30社が参加して、このテーマに対する注目度の高さが感じられました。ポートランドにはナイキやコロンビア・スポーツ、アディダスなどの大企業だけではなく、これら企業から独立した人々などが始めたアスレチック&アウトドア関連のスモールビジネスが多数存在します。また、以前から市民のアウトドアやスポーツに対する関心も非常に高かったのですが、コロナ以降は屋外でのアクティビティにさらに人気が集まっており、関連市場には非常に大きなポテンシャルがあります。
次回は飲料・食品をテーマに、2023年2月頃に開催予定です。ご興味のある方は下記リンクよりニュースレターにご登録いただくか、メールでお知らせください。日本語での詳細をお送りします。
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Kevin Johnson ケビン・ジョンソン
プロスパー・ポートランド(ポートランド市振興局)
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